インタビュー【エンワールド・ジャパン株式会社 コンサルタント 加藤 利佳 さん】 

今回お話を伺った方

エンワールド・ジャパン株式会社 コンサルタント 加藤 利佳 さん

 グローバルに活躍する多くの企業と、そのような企業への転職希望者に選ばれているエンワールド・ジャパン株式会社。生き生きワクワクした毎日を送っている、加藤利佳さんに、ご自身のキャリアライフと女性リーダーの未来についてお話を伺いました。

社の事業内容を教えてください

当社は、管理職や経営幹部などのミッドキャリア以上の方々とスペシャリストの求人事業を行っています。

日本(東京、神奈川、名古屋、大阪)、インド、オーストラリア、韓国、シンガポール、タイ、ベトナムの7か国にオフィスを構えています。

特徴の一つに、我々のようなコンサルタントがそれぞれ専門チームに分かれ、業界に特化して対応していることと、

専任コンサルタントが企業側と転職者側の双方に会うことで、精度の高いマッチングが可能となっていることです。

さらに、正社員のみならず、派遣・契約型の形態にも対応しており、企業の様々なニーズにお応えする体制を整えています。

 

エンワールド・ジャパンの前身であるウォールストリートアソシエイツ(WSA)は、金融・財務分野のリクルーティングサービスに強い企業として、1999年に設立されました。

2010年に、インターネットベースの採用ソリューションでは国内トップクラスのエン・ジャパン株式会社のグループ企業となり、多岐に渡る業界や職種においてサービスを展開、インターブランド社が発表しているブランド価値をランキングした「2015年 Best Global Brands 」のランクイン100ブランドのうち、94社において採用支援実績を持つほど事業を拡大してきました。

双方が望みうる最良の雇用で両者を結び、長期的な成功をもたらすこと。

これが当社のミッションです。

 

-「今を生きる」今日の積み重ねが将来を作ると考えます-

 

●Career Story Of Her

三方良しになるように心掛けています

エンワールド・ジャパン株式会社 加藤利佳さん

大学時代、アメリカにホームステイに行ったことが転機となり、英語力を活かした仕事に就きたいと思うようになりました。

外資系ホテルのオペレーターを経験した後、外資系企業の海外駐在員への生活サポート業務をするリロケーション会社に転職。

仕事自体は楽しかったのですが、毎晩終電の毎日にふと疑問が湧いた頃、現在の上司にあたる女性に会い、この人と一緒に仕事をしたいと思ったのがきっかけで、2年前に入社しました。

 

-どのような思いで仕事をされていますか?

転職を希望する方、採用したい企業のウィンウィンを大切にしています。

このコンサルタントに相談したら良い転職ができるのではないか、良い人材を採用できるのではないかと思ってもらえるのが一番うれしいです。

それには自分自身が仕事を楽しんでいないと、相手に伝わってしまうと思います。

ですので、ウィンウィンにプラスして、自分、つまり当社にもウィンが来るという三方良しになるようにと心掛けています。

紹介して入社された後のフォローも大切にしていまして、「転職して良かったです」「今が一番充実しています」といった声をいただくことが多いのですが、とてもうれしいですね。

一方、企業側にしてみると、採用は経営に関わります。

気を抜かず、常に自分が世の中の動向をキャッチし、情報収集に努めること。

そういう緊張感をも楽しんで毎日を過ごしています。

 

―社員への支援制度にはどんなものがありますか?

名古屋オフィスでは、8人のメンバーのうち、6名が女性で、そのうち1名は産休後復帰しています。

時短などの制度は特に無いのですが、彼女は通常9時から18時までの勤務を、8時半から17時半にして保育園に迎えに行きやすいようにしたりなどはしています。

当社は一人ひとりが独立した仕事を持っているので、その人が成果を出す結果に繋がるのであれば、ある程度の自由は認められています。外資系のカルチャーですね。

女性男性関係なく、子どもがいてもいなくても対等の立場ですし、個人としての能力を重要視されているのです。

最近「バディ制度」という制度ができまして、新入社員が入社後三ヶ月間、相談しやすいように相手を決めておくというものです。

上下関係で教えるというよりも、疑問点を聞きやすいようにするというやり方で、メンターという大掛かりなものではありませんが、安心感を持って働ける制度だなと思います。

 

会社側も女性側も、双方からのマインドチェンジが必要

―日本の女性リーダー育成に必要な土壌は?

女性だから男性だからという考え方をやめた方がいいと思います。

まずは企業側が「個人」の能力を重視するという基本姿勢があること。

そして、そこに挑戦する女性が増えていく必要があります。

女性活躍推進の波が起きている今、無理と思わず飛び込んでみる、挑戦してみるという考え方が必要だなと感じます。

両方からのマインドチェンジですね。

東海地方は女性の就業率が低い地域とも言われていますので、まだまだ私の同世代の女性でも、適当に働いて寿退社すると言っている人もいます。

でも、もっと視野を広く持って、女性一人ひとりが少しづつ仕事の領域を広げていけば、急に会社全体が変わらなくても、会社の風土も変化していくのではと思います。

仕事柄、企業さんにも、個人の能力を見て採用して欲しいと思っているので、性別関係なく推薦することもありますね。

 

加藤利佳さんのライフスタイル

毎朝していること

6時起床

朝起きると、無の状態で太陽に向かって3分ぐらい日を浴びます。

一日の始まりに日の光を浴びると、体調が良くなって、気持ちも明るくなると聞いたことがあって、実践しているんですが、頭がスッキリしますね。

今日もがんばろうというエネルギーをもらえるように思います。

7時頃家を出て、カフェに行ってコーヒーを飲みながら新聞を読むことが多いです。

出社後、していること

今日やる仕事のリストアップし、その日の動きを頭の中でシミュレーションします。

帰宅後の習慣

帰宅は日によって違いますが、20時か21時です。

夜寝る前に、今日の仕事や自分の行動においての改善点を一つ見つけるように心掛けています。

休日の過ごし方

オンオフの切り替えはきっちりしていて、休みの日は仕事をしないと決めています。

家でゆっくりすることが苦手なので、旅行に行ったり、トレッキングに行くとか、とにかく出掛けていますね。プライベートの予定はずっと先まで決まっているんです。

モットーは?

その日を生きるを意識しています。

昨日のことは変えられない。明日はわからない。

今日のことが十年後につながっていく。その積み重ねだと思っているので、今を大切に生きようと思っています。

 

■企業情報

名称/エンワールド・ジャパン株式会社

代表取締役社長/鈴木 孝二

設立/1999年

従業員数/260人 (2016年3月現在)

URL https://www.enworld.com/jp/

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