岐阜県女性の活躍支援センターＯＰＥＮ！！

看板を持つ、向かって右側：岐阜県知事　左側：子ども・女性局長

女性が社会で活躍できるようにサポートする「女性の活躍支援センター」が、岐阜市薮田南のふれあい福寿会館内に、11/12オープンしましたので、どのような活動をされるのか、お話をうかがってきました。

岐阜県女性の活躍支援センター

このセンターは、子育て、再就職、仕事と家庭の両立など、女性の様々なライフステージで起こる心配ごとに寄り添い、相談や交流会を通じてその人らしいキャリアをひらいていくことをサポートしているとのこと。

岐阜県は、出産、子育ての時期に一旦離職する女性の割合が全国平均よりも高く（いわゆるＭ字カーブの谷が深い）、女性管理職比率も低いのが現状です。子育ても仕事もバランス良く続けようとする中で、ジェンダーの視点も踏まえ、起こる悩みを一緒に解決していくことを目的として作られたそうです。

gifu3 キャリアカウンセラーと子育て相談員を一人ずつ配置し、女性の再就職や子育て、キャリアアップに関する相談、情報提供に対応するなど女性活躍に必要な支援が一箇所に集められています。キッズコーナーもあり子ども連れでも安心して利用できます。

また、ハローワークと同様に求人の検索が可能となっており、気軽な雰囲気の中、再就職に向けた具体的な相談も行われている。オープンから約２ヶ月が経過しますが、相談件数は２００件を超えるなど、利用者が徐々に拡大している状況です。

gifu4 毎週水曜日は「キャリ☆ナビＤＡＹ」とし、キャリアカウンセラーによるプチ講座や交流会を通じ、参加者と一緒に「なりたい自分」を探していきます。利用者からは「自分のキャリアを理解し、これからどう歩むべきか整理ができた」、「仕事と家庭の両立することに自信が持てた」などの声も多く、女性の新たなステップを後押しする看板サービスとして定着しつつあるようです。

ライフステージの中で悩まれた際には、気軽に訪れてみてはどうかと思います。

ー28年度の岐阜県の女性活躍支援の主要事業を教えてください

「女性の活躍応援プロジェクト事業」と銘打って、一年の事業に流れを作って企画しています。

まず経営者向けに、企業の意識改革を目的に、「イクボスなき企業に未来はない」をテーマとしたイクボス養成講座を３回実施。

（ウォルラボとしても参加しています。こちらの記事参照→　http://wollab.jp/wl25/wl/archives/587）

次に、改革をしていこうと気づいた経営者が、社内で何から進めていっていいかわからない場合受けてもらおうと企画したのが、「パパが産休　家族にサンキュウ　講師派遣事業」です。

これは仕事と家庭の両立、子育ての不安の解消、安心した育休復帰など、知りたいことに合わせて講師を派遣するという企業内研修事業です。企業内の男性女性社員向けで、40回実地予定です。

gifu5 そして、働きたい女性のためのキャリアアップ講座です。

ただ、働く女性にも「育児と両立しながら仕事をがんばりたい人」と「両立するが家庭を重視したい人」の大きく分けて２種類のタイプがいるので、２パターンに分けた講座を企画しています。

まず「バリバリ仕事派」向けは「私らしく働くために～ワンランクアップの仕事術～」と題して、キャリアを積んでいくための実践的なスキル講座を５回開催しました。

一方「家庭充実派」向けは「私らしく働くために～あなたの不安を解消！復帰や再就職に向けて～」と題して、家庭と仕事の両立の道を学ぶ講座を５回開催しました。

どちらも大盛況で、ニーズが高いなと実感しています。

更に、まだ働くステージに一歩踏み出せていない層の方、子育てや再就職への不安がある方向けのキャリアデザイン講座も10回企画しました。

「私の’悩み’は私だけのもの？」と題して、「女性が生きていくために知っておきたいお金の話」「パートで働く前に知っておきたいこと」「結婚生活で起こるかもしれないこと」など、女性の様々なライフステージに合わせて疑問に思うことを中心に考えていただく講座としています。

男女共に考えていただく機会として、「人生が楽しくなる笑顔の法則～家庭も仕事もうまくいく！ワーク・ライフ・バランス～」という男女共同フォーラムも開催しました。

gifu6 そして、女性が活躍することを学生時代から考えてもらいたいと考え、女子学生向けの企画を2017年1月14日に開催します。「社会に出るってどういうこと？「結婚、出産しても働くってなんとなく大変だ・・・」と思っている学生さんに、岐阜で活躍する女性達や他の学生との交流を通じて、これからの生き方や働き方を考えてもらう機会にしていただきたいと考えています。