インタビュー【GROWTH株式会社 設計部長 萩原典子 さん】

今回お話を伺った方

GROWTH株式会社 設計部長 萩原典子 さん

GROWTH株式会社にて設計部長として活躍されている萩原典子さんに、ご自身のキャリアライフと女性の働きやすさについてお話を伺いました。

 

ー御社の概要を教えてください

(同社 小嶌由美子さん、森屋夕姫さんの記事をご参照ください)

 

ー子育てとの両立を支援してくれる働きやすい環境に感謝しています。

 

●Her Career Story

 

責任を取ることだけがリーダーじゃないと実感した体験は大きかったです。

入社9年目です。離婚をきっかけに、一からできる仕事を探しました。前職は教員で、非常勤で名古屋市の講師などをしていましたが、講師の職が不安定であること、自分の性格上頑張りすぎてしまって育児との両立が難しいという気がして、できたら違う職種で、家の近くで出来る仕事、継続できる仕事を選びたいと思って選びました。

とにかく働かないと、と思っていましたので、新しい仕事を一からはじめることには不安は全くありませんでしたし、元々リケジョなので、空間把握や計算等が好きだったのも良かったようです。

人数が居ない中入社後半年でリーダーを拝命し、任されることも増えてきましたが、目の前のことを精一杯やってきました。現在部下は三名です。

今、この仕事は自分に向いていると思っています。新人教育で教える機会も多々あり、教師時代に培ったことが役立っています。むしろ得意なことを活かせているなと思っています。

 

-キャリアのターニングポイントはいつですか?

取材に答える萩原典子さん(向かって右)

リーダー時代、部下が四人から二人になった時がありました。人数が減った分とにかくやるしかないという思いでやっていたのですが、とうとう誰かに手伝ってもらわなくては、とても仕事をこなしきれない状態になりました。

自分は「リーダーが弱音を吐いてはいけない」と思い込んでいたので、必死にやってきたのですが、ある時思わず出た弱音を聞いた部下が助けてくれたことがありました。リーダーが弱音を吐いても助けてもらえる、部下もその分成長する、またそのきっかけになる、ということを実体験で学びました。

責任をとることだけがリーダーの仕事ではない、と知ったのはまさにその時だったなと思います。

 

―周りの人の協力、助けてもらった言葉などは?

現在子供は高一、中一になりました。入社して9年間、子育て真っ最中でしたので、親にも随分助けてもらいました。

また、子供を職場に連れてきて、私が働く姿を見てもらったこともあります。コピー取りなどを少し手伝ったりすることで、子供なりに仕事について理解してくれたように思います。

子育て両立を支援する風土や、仕事でも何でも相談しやすい雰囲気をとてもありがたく思っています。家族で出かけられた時や、子供の発表会に出席できる時間が有ることに、幸せを感じます。今ではPTAの卓球部に入って活動もしています。日々、とても充実しているのも、仲間の皆さんのおかげです。

 

-働きやすいところは?

休みを取りやすい環境なので、家族や子育てを大切にできます。育休、産休もあり、年間40時間迄、時短を好きな時に取得できるようになっています。男性の申請はまだないので、浸透していけば良いなと思っています。

昨年10月から土日が休みになった事で、仕事にメリハリがつけられるようになってきたように思います。残業も、実質減ってきています。

仕事内容について、することが明確になっていて、自分がすべてを把握し、段取りも決められますし、個人個人に目標も持っていて、任せて貰えるので、やりがいにもつながっています。

 

-将来の夢は?

仕事と家庭の両立の意識がようやくできるようになってきました。現在ワーク・ライフ・バランス担当なので、共有メール等を活用して、ノー残業デーの周知をしたり、桜の見ごろ情報等を流したりしていますが、まだまだ充分ではありません。今後、会社中巻き込んだ形で、意識づくりをしていきたいと思っています。

 

 

萩原 典子さんはどんな人?

毎朝出かけるまでにしていること

ご飯・洗濯のタイマー仕掛け

帰宅後の習慣

こどもの習い事送迎、買い物、家事に追われてしまうのですが、
こどもとのコミュニケーションに時間を使う!

自分をどう捉えていますか

強みは何事も前向きに粘り強くコツコツ取り組めること。弱みは情に流されやすいところ。

 

 

■企業情報

名称/GROWTH(グロース) 株式会社

代表者/代表取締役社長 小嶌 貴満

設立/平成15年6月

社員数/29名

URL https://www.growth758.co.jp/

 

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